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XH-201Aの改造 2台目

改造前の前置きは1台目のページをご覧ください。

まずは交換しようと思った抵抗を取り外した状態です。

手前の左右4本ずつと真空管の列の4本を外しました。
外した後は基板上に抵抗値が書かれているのでとても分かりやすいです!
これはこの基盤がキット向けに作られてるという事でしょう

手前8本はオーディオ信号入力部の8本です・・・と思って外したのですが
左右大外の2.2kは真空管ソケットの中心についているLED用のものなのでアップグレードの必要は無いです
後で戻しておきました。

真空管ソケット間の4本はオーディオ出力用のようです


交換するすべてのパーツを取り外しました
FX-AUDIO-の真空管ソケットはプラ製の安物ソケットでして接点の金具もガタが多く
真空管交換を楽しむのであれば陶磁器製のガシッとしたものに交換が必要でしたが
何故か格安のこのプリアンプには最初から陶磁器のガシッとしたものがついているので交換不要!
ラッキーですね〜




取り外したパーツです
・抵抗の説明は上の通り
・キャパシタ
  黄色い四角いメーカー不明の105(1uF)63vまたは100vが入力と出力用に合計4つ
・電解コンデンサ
  入力信号用も電源用も全て交換します。全て470uFで35Vが8個、25Vが1個



バラしたすべてのパーツ(ケース以外)
このまま購入したパーツが届くまで置いておこうと思ってたのですが
絶対に何か無くすと思い、この後かたずけました(笑)
ちなみに私は基本的には共立エレショップさんのネット通販多用です!お世話になってますm(__)m

回路図はネットから拾ってきました。
私が作ったものではないので公開は出来ませんが
おそらくバージョンなどによって多少抵抗値などが変わっているようですが
ほぼ間違いなくこの回路図で作られているようです



さて改造後の写真です


カップリングキャパシタは全て手持ちであったもの
手前の入力用には SIEMENS ポリエステルフィルムキャパシタ 1.2uF 250V ×2
奥の出力用には  WIMA ポリエステルフィルムキャパシタ 1uF 250V ×2
共に250V用でデカいのしか無かったので納めるのに苦労してます(^^;)



左の写真


右の写真

電解コンデンサは
左の真空管ソケットすぐ横のもの、入力信号用だと思いますが
470uF ニチコン KT 25V×1 (青い小さいの)
その奥2つ、電源入力部に
470uF ニチコン KT 50V×2 (青い大きいの)
中心の4つに
470uF ニチコン FW 35V×4 (ゴールドの)
右の2つ、電源出力部に
470uF 東信 Jovial UTSJ 50V×2

抵抗は全てタクマン オーディオ用金属皮膜抵抗 1/4W ±1% 抵抗値はそれぞれ元の通り
510kオームは特殊なので10個入り(90円)しか買えませんでした、金属皮膜だけどタクマンかどうかは?
手持ちのキャパシタ以外は全て共立エレショップさんで
送料280円を入れてトータル1,702円!

これで当分遊べてアップグレードですから文句なしです!!




トラブル)・・・といってもたいした話ではないのですが
真空管を下からライトアップするLEDが真空管ソケットの中心に入っています。
どうやらこれが





補足1)
上の写真の通り、ケースの蓋部分が閉まっておりません。
というのも、真空管にはかせているゲタは6pinと7pinを入替えるための当方が改造したもの。
6AM6(CV4014)という真空管を使う場合に必要なのです。
このゲタを付けたときに蓋の穴が小さくてこのようなことになります。
穴を大きくすればいいのですが、かなりハードルの高い作業になりそうです(^^;)
ということで蓋はそっと乗せるだけにしました。
なお、基板上のパーツを取り付ける時はこのゲタのサイズを考慮して配置しています。
※補足の余談ですがゲタの説明は1個前の真空管の説明のところに明記しています。
  写真のCV4014はとても気に入ってるEdiswan社1950年代の英国軍用管 エジソンさんの会社です。

補足2)
真空管を下からライトアップするLEDの左側がどうやら切れたようです。
LEDの交換は真空管ソケットを外さないとできないのですが、このソケットを外すのが至難の業!
ということでどうせ品のない証明なので全部消しちゃお!ということで
写真でもわかる通り左右に4本ずつ並ぶ抵抗の両端2.2kを撤去。これでLEDは完全に点かなくなります。
ただ、使用していてパイロットランプが無いのは消し忘れに繋がると実感
あとから電源ONで点灯するLEDを追加しました。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【感想】
この真空管のエージングを兼ねてここのところずっとこのプリアンプを使っています。
ソースはデジタル音源をメタルテープに録音したカセットテープです。
Miled Davisのトランペットが染みわたるような味が出ています。
入力に入れたシーメンスのキャパシタ効果が大きい?
かなりの上物に仕上がってるのでは!?


 

 

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