TEAC C-4X






◆発売年       1980年頃   \99,800

主な定格
ヘッド 消去 x1
再生/録音 コバルトアモルファス x1
2ヘッド
モーター キャプスタン用:電子制御DCモーターx1
リール用:DCモーターx1
テープ速度 4.8cm/s、9.5cm/s
ワウ・フラッター 0.04%WRMS(4.8cm/s)
0.03%WRMS(9.5cm/s)
SN比 60dB(4.8cm/s)
62dB(9.5cm/s)
ドルビーNR使用時:5dB(1kHz)、10dB(5kHz以上)改善
周波数特性(総合) 4.8cm/s:
    20Hz〜20kHz(メタルテープ)
    20Hz〜19kHz(クロームテープ)
    20Hz〜16kHz(ノーマルテープ)
9.5cm/s:
    20Hz〜25kHz(メタルテープ)
    20Hz〜24kHz(クロームテープ)
    20Hz〜21kHz(ノーマルテープ)
  幅482x高さ147x奥行345mm  約9kg



2ヘッド機にもかかわらず1980年頃で10万円ほどの価格設定
そのわけは、ラックマウント用のプロ用機器ということと
最大の特徴は倍速録音/再生ができることです。

カセットテープの標準速度は4.8cm/s
これに対してこのXシリーズは倍の9.5cm/sの速度で録音及び再生できます。

上の表の周波数特性を見てください。
標準速度の時のメタルテープで〜20kHz
倍速時のノーマルテープで〜21kHz
つまり、倍速にすることによりノーマルテープで通常のメタルテープを超えるパフォーマンスを出せるわけです!
メタルテープで倍速なんか使った日にはもうオープンリールの標準モードレベルになります!!



入手時は問題なく使用していたのですが半年ほどすると再生中にリールの巻き取り速度が低下しキャプスタンは正常に回っている
つまり・・・最悪のテープが”ワカメ”になる状態に(^^;
原因:不明
対処:ベルト・アドラーゴム等全て交換
上記の対処の結果現在は全て良好に動作しています。

やはり古い機器は入手時正常に動作していても、可能ならば全てのゴム関係は新品に交換したほうが無難ですね。


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