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A&D GX-Z5000

 


◆発売年       1987年頃   \64,800

主な定格
ヘッド 録再:LC-OFCツインフィールドスーパーGXヘッド
消去:消去ヘッド 
モーター キャプスタン駆動用:FGサーボDDモーター
リール駆動用:DCモーター
カム駆動用:DCモーター
ワウ・フラッター 0.027%WRMS
±0.04%WPeak(EIAJ)
SN比 59dB(メタルテープ)
ドルビーB NR:1kHzで5dB、5kHz以上で10dB改善
ドルビーC NR:500Hzで15dB、1kHz〜10kHzで20dB改善
   
  幅425x高さ112x奥行352mm 6.5kg


GX-Z9000/GX-Z7000の設計思想を継承して開発されたカセットデッキ。

録再ヘッドにはLC-OFCツインフィールドスーパーGXヘッドを採用しています。
独自のサイレントメカニズムを採用をうたってるだけのことはあり静かです。

ヘッド巻線素材にPC-OCCを使用しているためでしょうか
高域から低域まで非常にヌケの良い音に感じます。

上位機種GX-Z7000は3ヘッド、デュアルキャプスタンなのですが
おそらくその他の部分は同一設計ではないでしょうか

キャプスタン駆動はよくあるゴムベルト駆動ではなくモーター直結のサーボ制御のダイレクトドライブ
モーターがいかれない限り常に走行は安定しています。

カセットハウスの開閉も専用のモーターで小気味良い動き、高級感もあります。
2ヘッド機としてはトップレベルの出来だと思います!


入手時はカセットハウスの動作が不可
原因:各所グリス硬化のため動きが悪い
• ピンチローラーの上げ下げ
• ピンチローラーの回転
• ヘッドの上げ下げ
• フタ開閉の稼動部
対処:硬化したグリスをシンナー、綿棒、ティッシュなどで拭き取り新しいシリコングリスを塗った
これにより完治しました。

またつい最近ですがリールが不動となりテープの全ての回転が出来なくなりました。
原因:リール駆動の振り子のゴムが硬化のためリールに圧着しても滑って回らない
対処:水道用平パッキン 内径12mm 外径16mmに交換、多少滑るので内側に両面テープ
結果:完治


カム駆動用(カセットハウスの開閉)のゴムベルトに多少亀裂が見えていました。
そのうちゴムベルト交換が必要になるかもです。


カセットデッキの修理はたいていメカブロックを解体することになります。
【注意事項】
・何処にどのネジが使われていたか? → 付箋紙に場所を書いてどのネジかわかるようにしておく
・とにかく慎重に、細い線を切ったりしないように!
・細かいパーツも全てどこのパーツかわかるように付箋紙で管理
・自分の記憶が信用できない時はカメラで撮っておく
・バネなどどこかに飛んでいきそうなものも多いので無くさないように!
・解体に必要な道具(プラスドライバー、精密ドライバー、ピンセット、プライヤー、付箋紙、ペン、懐中電灯、拡大鏡)
 等はすぐに手の届くところに。
・解体ついでにキレイにお掃除

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