Canon FX
◆発売年
◆露出制御
◆測光方式
◆シャッター
◆シャッター速度
◆ピント方式
◆マウント
◆大きさ・重量
◆補足
1964年
マニュアル
CdS素子による高低2段切り替え絞り値読み取り式
2軸式布幕横走行フォーカルプレーンシャッター
B、1〜1/1000秒
マニュアル
FLマウント
141.5(W)×91(H)×86(D)mm  900g ・・・FL50mm F1.8付き


キャノン最初の一眼レフ、キャノンフレックス発売が1959年、絞り連動機構を変更してスタートした新シリーズの第一号機がこのFXです。
1964年発売開始は私と同い年、ペンタックスSPが生まれたのも同い年、何となくただそれだけでついコレクションしてしまいました。
特筆すべきは露出計です。
まだレンズに入ってきた光を測るTTL測光式にはなっておらず、ボディー左前面にある露出計窓から入る光で内臓の露出計が作動します。
露出計用電池は左側面に1.3VのHD型水銀電池を入れます(私はSR44を入れましたが大丈夫でした)
フィルム巻き上げレバー付け根にHighとLowの露出計の感度切り替えレバーがありまして、EV1〜10またはEV9〜18(ISO 100)に切り替えることが出来ます。
その横に絞り値が書かれた窓がありまして、露出計の針がシャッター速度に応じて適正な絞り値を示してくれるわけです。

直線を主体としたきれいなスタイルは後の名機F-1までも継承されています。
Canonにあまり馴染みの無い私ですが、非常に手になじむ形状と重量で、安心して撮影が出来る気がします。

ペンタックスSPなんかよりずーっと安く入手できるんですね。
あまりにも安すぎたので多分ジャンク品だろうなと思っていたのですが、すべての機能が動作します、精度はわかりませんが。
びっくりしました、なにも壊れていないんですよ。
多少汚れは目立ちますがこれは磨けば済む話、いいものゲットできて喜んでいます。
 


2007.12.15
このカメラのHighとLowの露出計の感度切り替えレバーに関して質問をお受けしました。
直接メールをご返信したのですが、残念ながら返信先のメールアドレスが不正という事で戻ってきてしまいました。
ご質問やその他、当方へメールフォームからメールを送られる際の返信先アドレスはお間違いの無いようお願いいたします。

で、ご質問の件なのですが、High/Lowスイッチの使い方を、このカメラでの撮影の仕方の中でご紹介します。
この手のカメラをご使用なられたことの無い方向けに分かりやすく簡単に書いております。・・・つもりです。

1.ASA感度をセットする
2.ON,OFF,CHECKスイッチをONにする(露出計のスイッチ)
3.問題の露出計感度設定スイッチをLowまたはHighにセットする
  
屋外ではLow、室内(ストロボは使わない時)ではHigh
5.シャッター速度を使いたい速度に設定する
4.被写体に露出計(カメラ)を向けて露出計感度設定スイッチ横の窓に表示される露出計が示す適正絞り値を読み取る。
5.その絞り値にレンズの絞り環を合わせる
6.露出計のスイッチを切る
7.シャッターを切る

以上

 

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