SONY TC-K222ESG




◆発売年       1989年頃   \59,800

主な定格
ヘッド LC-OFC巻線レーザー・アモルファスヘッド
再生ヘッドx1
録音ヘッドx1
消去ヘッドx1
モーター リニアトルクBSLD.D.モーター:1
DCモーター:2
ワウ・フラッター ±0.04%Wpeak
0.024%WRMS
SN比 56dB(EIAJ、Dolby off、ピークレベル、Metal-Sカセット)
72dB(Dolby NR C、ピークレベル、Metal-Sカセット)
歪率 0.5%(EIAJ、Metal-Sカセット)
  幅430x高さ135x奥行350mm 6.7kg

 

このESGシリーズからかなり新しいイメージになりました。

まず、ドアの開閉がモーター式となりました。専用のモーターが付いてます。
このため、それまでのモデルはダンパーのグリスが劣化しEjectボタンを押すとガチャン!と安っぽく開いてしまう症状が出ていましたが
いつまでも高級な感じで開閉できるようになりました。

コンビネーションヘッドですが
再生ヘッドと録音ヘッドの間の隙間(凹み)部分に2つのヘッドがあたかも1つのヘッドのように凸状のせり出し部分を設けています。
これがテープ走行方向左右のパッド両端部に当るようにし、余分なパッドの圧力がかからない構造になっています。
これにより的確なテンションがコントロールされより安定した録音再生ができるということです。
以降のシリーズでは全てこの方式のコンビネーション3ヘッドとなります。

またドルビーHX PROがこのESGシリーズより搭載されたためそれまで避けられなかった録音時の高音の歪が解消される

当方ではメイン録音機は333ESRであるが、こちらの222ESGも場合によってはよく使ってます。


入手時の状態
イジェクト不良、再生不良というものでした。
・原因:モードベルトが劣化し切れている。
対処:千石電商さんの通販にて直径22mm 太さ1.2mmの角ベルトを入手し交換
 ※交換の際メカはキャプスタンを台座ごと外す必要がある更に8モード切替モーターも台座ごと外した
 ※サプライ側ピンチローラーも外すが、付ける際に高さが重要となる
  正しい高さにセットしないと再生時にテープがワカメになります!注意!!
  取り外し前に高さをノギスで厳密に測っておき取付時にきっちり合わせること。

以上の修理で全ての動作OKとなりました。

普段使いにベストな一台です!

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